転職10回以上の看護師は不利?採用されるコツやおすすめの職場を紹介

転職10回以上の看護師は不利?採用されるコツやおすすめの職場を紹介

転職10回以上の看護師は不利?採用されるコツやおすすめの職場を紹介

転職を10回以上繰り返していると、次の職場探しに不利になるのではないかと思う方は多いでしょう。

そこで今回は、転職回数が10回以上の看護師に面接官が抱く印象や、採用されるためのコツを紹介します。

転職10回以上は不利?看護師の年齢別転職回数を紹介

転職回数が10回以上というのは、看護師の転職として多いのでしょうか。看護師の転職率や年齢別の転職回数などのデータをもとに、転職10回以上が多いのか、面接で不利になるのかを解説します。

看護師の転職率はほかの職種より高い

厚生労働省の「令和2年雇用動向調査結果の概況」によると、2020年の医療・福祉の転職入職率は10.1%です。全産業平均は9.2%で、医療・福祉業界はほかの産業と比べて転職する人が多いと考えられます。

医療・福祉業界で転職者が多い主な理由は、転職のしやすさや男女比率にあります。医療・福祉業界は人手不足が深刻で、看護師を求める現場が多くあります。そのため、転職先が見つかりやすく、気軽に転職しやすいのです。

また、看護師は9割以上が女性です。結婚や出産、育児などのライフイベントによって、離職・転職に至るケースが多く見られます。

出典:「令和2年雇用動向調査結果の概況(産業別入職・離職状況)」(厚生労働省)

年齢別に見る看護師の転職回数

看護師は転職する人が多いといっても、回数には限度があります。一般的に、20代なら3回以上、30代では6回以上、40代は8回以上の転職歴があると「転職回数が多い」という印象をもたれるでしょう。

10回以上の転職は、50〜60代であれば問題ないかもしれません。しかし、それ以下の年代では「転職回数が10回以上は多すぎる」と思われる可能性が高いでしょう。

10回以上転職を繰り返している人は、面接の際に相手がもつであろう印象を想像して準備しておく必要があります。

転職10回以上の看護師に面接官が抱く印象

看護師の転職率は高いとはいえ、10回以上は多すぎます。そんな看護師に対し、面接官はどのような印象を抱くのでしょうか。

早期離職しそう

10回以上の転職歴があるということは、どの職場でも短期間でやめてきたということを意味します。そのため、面接官は「雇っても短期間ですぐやめてしまいそうだ」と警戒します。

採用にはそれなりのコストがかかり、採用する側はなるべく長く働いてほしいと考えるものです。すぐやめそうだと判断されると、採用されにくくなります。

また、転職を繰り返しているということは、「人間性や勤務態度に問題があるのでは?」と疑われる場合もあります。「この人を雇うと業務が円滑に回らない」と思われ、採用を見送られることもあるでしょう。

スキルや知識が足りなそう

何度も転職していると、面接官が「スキルや知識が足りないのでは」という印象をもつこともあります。看護師のスキルは同じ職場で長く働くことで、定着しやすくなるためです。

看護師の転職市場では、即戦力が求められる傾向にあります。スキルや知識が不足している看護師は即戦力として期待できず、インシデントのリスクも高まるため採用されにくくなるのです。

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転職10回以上でも採用されるためのコツ

転職10回以上の看護師は、短期間での離職を疑われたり、知識不足と見なされたりと、採用では不利に働きます。できるだけスムーズに転職活動が進むように、転職10回以上でも採用されるためのコツを知っておきましょう。

転職理由を前向きに変換する

転職10回以上の看護師でも採用されやすくするには、転職理由をネガティブなものから前向きなものに変換することが大切です。転職する看護師は多いとはいえ、10回以上の転職歴は多すぎるといわざるを得ません。

しかし、看護師の転職においては、転職の回数よりも転職理由や在職期間中に学んだことの方が重要視されます。スキルアップや新たな分野への挑戦といった前向きな理由で転職回数が増えたと伝えれば、一定の評価はされるでしょう。

「職場の人間関係が合わない」などネガティブな理由で転職する場合も、「チームワークの良い職場で働きたい」といったように、伝え方を前向きなものに言い換えることが重要です。

ネガティブな転職理由をそのまま伝えると、「気に入らないことがあるとすぐ退職してしまうのでは」と警戒されます。

自分にとって長く働ける環境とはなにかを考えてみる

職場が合わず転職を繰り返している場合は、どういった環境であれば長く働ことができるのか考えてみましょう。転職回数が多いのは、職場が自身の理想の働き方とかけ離れているからかもしれません。

これまでの転職理由を振り返り、どんな職場で働きたいのか、どんな職場なら長く働けそうかを模索しましょう。自分の働き方に合う職場の条件が明確になれば、転職先を定めやすくなります。

長く働くつもりであることをアピールする

転職回数が多いと、面接官にすぐにやめそうだと警戒されやすくなります。今までは短期間で退職していたとしても、今回の転職では長く働くつもりだと伝えましょう。

ただ、どれだけ働く意欲を強調しても、これまでの転職回数が多ければ信用されにくいのは事実です。

そのため、転職先での長期的なキャリアプランを伝える、もしくは転職先の理念に共感していることを盛り込んでアピールすることを心がけましょう。「ここで働きたい」という熱意を伝えることが大切です。

転職回数が10回以上でも採用されやすい職場

転職回数が10回以上の看護師でも、転職先を選べば採用されやすくなります。どんな職場なら採用されやすいのかを把握しておきましょう。

介護施設や訪問看護

介護施設や訪問看護での仕事は、転職回数が多い看護師でも比較的採用されやすい傾向にあります。医療従事者の需要が高く、かつ人手不足が深刻であるためです。

訪問看護では利用者さんの自宅に出向くため、利用者さんやその家族に対するマナーに注意する必要があり、ていねいな言葉遣いや対応を心がけることが大切です。

非常勤で条件を問わない職場

非常勤雇用で、給与や夜勤の有無など、条件面にこだわらなければ、転職回数が多くても採用率がアップします。臨機応変な対応が求められる医療業界では、シフト面で融通が利く人材は貴重だからです。

ただし、妥協しすぎると労働環境が悪くなる可能性も考えられます。前職の条件や自分の希望と照らし合わせて冷静に判断しましょう。

過去働いていた病院

円満退社したのであれば、過去に働いていた病院にかけ合ってみるのもひとつの方法です。病院内のことを把握しているため即戦力になる可能性が高く、どのような人柄なのかも分かっています。働く人にとっても、新たに病院に足を踏み入れるより職場環境が分かる環境の方が心理面で安心です。

一度退職した人を受け入れてくれる職場は少ないかもしれませんが、一度聞いてみるのも良いでしょう。

転職10回以上の看護師は効率的な職場探しが大切

看護師の転職では転職理由が重視されるため、転職回数が多いからといって不利になるとは限りません。

とはいえ、転職回数が10回以上となると、看護師としてのスキルや人間性を疑われ、採用されにくくなるのは確かです。看護師は雇用側からの需要が高い職種ですが、転職回数が多すぎると転職先探しに難航する可能性があります。

なかなか採用が決まらない場合は、効率良く転職先を探して面接を受ける回数を増やすと採用に近づくでしょう。

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まとめ

看護師は需要が高く、転職する人も多いため、多少転職回数が多くてもそれほど気にする必要はありません。しかし、転職回数が10回以上となると、話は別です。

転職回数が多くなかなか採用に至らない場合は、転職理由の伝え方を変える、採用されやすい職場に応募するなどの工夫をしましょう。

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