保育園看護師の志望動機の書き方と面接での伝え方【例文あり】

【例文あり】保育園看護師の志望動機の書き方と面接での伝え方

保育園への転職を考えている看護師の中には、履歴書の志望動機欄の書き方や面接の場でのアピール方法について、悩む人もいるのではないでしょうか。

この記事では、保育園看護師を目指す人向けに、志望動機の書き方と面接でのアピールポイントを紹介します。

意欲が伝わる保育園看護師の志望動機を書くポイント

意欲が伝わる保育園看護師の志望動機を書くポイント

保育園に転職するには、「なぜ医療機関ではなく、保育園で働きたいのか」を明確にすること、またこれまでの経験やキャリアビジョンを伝えることが大切です。

志望動機を書く際のポイントは、以下の3つです。

● 保育園看護師になりたい理由
● 保育園で活かせるスキルや経験
● 転職後のビジョン

それぞれについて、例とともに解説します。

保育園看護師になりたい理由を明確にする

採用担当者が知りたいのは、「なぜ医療機関ではなく、保育園を選んだのか?」です。医療機関とは異なり、保育園看護師の仕事は、健康な子どもたちと関わることです。そのため、保育園で働きたい理由をしっかり伝える必要があります。

志望動機を考える際は、自身の経験を振り返り、保育園で働きたいと思うに至った経緯をまとめるとよいでしょう。

【例文1】
「病棟看護師として子どもと関わる中で、子どもの健康や成長を見守る保育園の仕事に魅力を感じ、志望いたしました」
【例文2】
「子育てをきっかけに、病院ではなく日常的に子どもたちの健康を守る仕事に就きたいと考え、保育園への転職を希望しております」

保育園で活かせるスキルや経験をアピールする

保育園における看護師の採用枠は1~2人です。応募者が多い場合、採用担当者は、応募者の看護経験やスキルなどを踏まえ、合否を判断します。

もし子育てや小児科での勤務経験など、保育園看護師の仕事で活かせる知識やスキルがあれば積極的にアピールしましょう。

保育園看護師として働くうえで役立つ知識やスキルとして、以下があげられます。

● 役立つ知識:小児医療や感染症対策、アレルギーの知識など
● 役立つスキル:小児科経験や子育て経験、ピアノ、絵本の読み聞かせなど
【例文1】
「自身の子どもを育てる中で、子どもは病気やケガ、不慮の事故と常に隣り合わせであることを知りました。子どもたちが安全に過ごせる環境づくりができる保育園での仕事に魅力を感じております」
【例文2】
「小児科での勤務経験があり、子どもの病気やケガの応急処置、子どもに多い感染症の対策には自信があります。子どもたちの健康を見守るだけでなく、保護者とのコミュニケーションも密に取りながら、安心して子どもを預けられる園づくりに貢献したいと考えています」

転職後のビジョンを明確にする

転職後のビジョンを明確にする

保育園側は看護師を採用するにあたって、長く活躍できる人材を求めています。長期的に働く意欲を伝えるには、将来のビジョンを盛り込むことが大切です。

自身が保育園看護師として、どう働いていきたいのか、具体的なビジョンを伝えましょう。

【例文】
「保育園看護師として、子どもたち一人ひとりの個性や健康状態、発達ペースなどを丁寧に把握しながら、卒園まで健やかに過ごせるよう支えていきたいと考えています」

保育園看護師の仕事内容やメリットについては、以下の記事を参考にしてください。

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保育園看護師の主な仕事内容とは?メリットや向いている人も紹介

【理由別】保育園看護師の志望動機の例文

ここでは、保育園看護師の志望動機の例文について、紹介します。

子どもと接する仕事に興味がある

志望動機には、なぜ保育園看護師として子どもと関わりたいと思ったのか、具体的なエピソードを盛り込むことがポイントです。

ただ子どもが好きという理由ではなく、看護師として今後どのように保育園で働きたいのかを、しっかり伝えましょう。

【例文】
前職では、整形外科病棟に勤務していました。整形外科病棟では、骨折などで入院している子どもたちも複数おり、ひたむきに治療やリハビリに励む子どもの姿を見て、子どもたちの支えになりたいと思うようになりました。また元気になって退院する子どもたちを見るたび、子どもにとって、元気でいられることは何より重要なことだと強く感じます。そのため、元気な子どもたちの日常生活に携われる保育園看護師に魅力を感じました。

保育園看護師として、保育士や保護者と協力しながら、子どもたちが安全に楽しく毎日を過ごせるよう支援していきたいです。

育児経験を活かしたい

育児経験があると、保育園看護師の採用で有利になりやすいでしょう。

子育てをする中で感じたことを、転職後にどのように活かしていきたいか、採用担当者へ伝えましょう。

【例文】
私自身は、子どもの保育園選びのときに、園の安全対策や感染症対策がしっかりしているかを重視していました。とくに自身の子どもに食物アレルギーがあるため、食事提供時の環境や症状出現時の対応が手厚い園であるかどうかが決め手でした。

保育園看護師として採用していただけたら、保育士への周知や園内での対策を考え、保護者が安心して子どもを預けられる環境づくりに貢献したいと思います。

小児科看護師の経験を活かしたい

小児科での看護経験は保育園で働くにあたり、大きな強みとなります。小児科経験のうち、保育園看護師として活かせる内容があれば、具体的に盛り込みましょう。

【例文】
小児科病棟で8年の勤務経験があり、子どもの健康を支える仕事でキャリアを築きたいと考え、貴園を志望しました。病棟では、治療に励む子どもたちをサポートしてきました。急性期の患者さんが多く入院していたこともあり、急変時の初期対応や応急処置の経験は豊富です。子どもたちの病気やケガの処置に、これらの経験を活かせると考えています。

また病院内の感染症対策委員会に所属していた際には、さまざまな対策を講じ、病棟での感染症の蔓延防止に力を注いできました。感染症が流行る時期には、その経験を活かして保育士や保護者に周知し、子どもたちが安全に過ごせるよう支援したいと考えています。

保育園看護師の面接で志望動機をうまく伝えるポイント

保育園看護師の面接で志望動機をうまく伝えるポイント

ここでは、面接試験の場でどのように志望動機を伝えたらよいか、詳しく解説します。

表情や姿勢、話し方に気を配る

保育園看護師は、日常的に保育士や保護者と関わります。とくに保護者との信頼関係を築くことは、子どもたちの健康を見守るうえで重要です。そのため、明るく気配りができる人が好まれます。

面接では笑顔を心がけ、面接官と目線をしっかり合わせて話すことを意識しましょう。

声のトーンや大きさ、聞き取りやすさにも配慮が必要です。明るくハキハキとした受け答えを意識することで、面接官に好印象を抱いてもらいやすくなります。

志望動機と自己PRに一貫性を持たせる

自身の長所やこれまでの経歴などについてアピールするときは、志望動機と関連性を持たせることが重要です。

例えば、自己PRで「協調性がある」と述べた場合、志望動機で「保育園のスタッフの一員として、他の職員と協力しながら、子どもたちの健康をサポートしたい」と伝えると、一貫性のある内容となり、説得力が増します。

保育園看護師の面接でよく聞かれる質問と答え方のコツ

保育園看護師の面接でよく聞かれる質問と答え方のコツ

保育園での面接ではどんなことを質問されるのでしょうか。よくある質問は次のとおりです。

● なぜ病院ではなく保育園で働こうと思ったのか?
● 複数の候補から弊社の保育園を選んだ理由は?
● 前職を退職した理由は?
● 自分の長所と短所を述べてください

これらの質問は、採用担当者が応募者に対し、保育園看護師として志望先の職場で働くにあたり、適正があるかどうかをみるものです。「なぜ病院ではなく、保育園なのか」「なぜ弊社の園を選んだのか」といった質問に明確に答えられるようにしましょう。

ポイントは志望先の保育園の理念をチェックすること、自らの体験を織り交ぜながら、オリジナルの回答ができるようにすることです。

また前職の退職理由について質問をされた際は、「夜勤がつらかった」「残業が少ない職場で働きたかった」といった前向きでない回答は避けましょう。そのような経緯があったとしても、できる限りポジティブな言葉に変換して説明することが大切です。

保育園看護師の面接で好印象を与える逆質問の例

面接の終盤には、採用担当者から「何か質問はありますか?」と逆質問を受けることがあります。面接試験にあたって、想定される質問への答えを入念に準備していても、逆質問を受けると急に戸惑ってしまう人も多いでしょう。

面接前には逆質問の対策もしっかり行っておきましょう。
質問例には、「入職前に自己学習など、準備すべきことはありますか?」「1日のスケジュールについて教えてください」といったものがあります。とくに前者の質問は、採用側に「やる気や意欲がある」とみなされ、好印象を与えやすくなります。

給与や残業について気になる人は多いものの、面接の場で質問するのはふさわしくありません。また年間休日や福利厚生といった、少し調べればわかる事柄の質問も避けるようにしましょう。

まとめ

子どもと関わる仕事がしたい看護師にとって、保育園はぴったりの職場といえます。一方、保育園看護師の採用枠は限られるため、希望に合った職場を見つけるのがむずかしいケースもあります。

履歴書の内容を練り、面接対策をしっかり準備したうえで、保育園看護師への道をつかみましょう。

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