看護師は職場で制服を着ることが多く、会社員のようにスーツを着用することはまずありません。面接の際にどのような服装にするべきか、悩む人は多いのではないでしょうか。
この記事では、看護師の転職の面接時に適した服装について紹介します。面接時の服装で押さえておきたいポイントやよくある疑問についても解説しますので、ぜひ参考にしてください。
看護師の転職面接時に適した服装とは?
主に制服を着て働く看護師は、「面接ではスーツを着るべき?」「靴やカバンはどうしよう」と悩みがちです。看護師の転職面接に適しているのは、どのような服装なのでしょうか。
スーツを着用する
面接時にはスーツを着用するのがおすすめです。スーツを着こなせば社会人としてのマナーをもっているとの印象を抱かせ、服装でマイナスなイメージをもたれることがなくなります。
スーツは無地の上下セットを選ぶと良いでしょう。カラーは黒か紺色、グレーにするのが基本です。
なかには、就職活動で使用したリクルートスーツを持っている人もいるでしょう。もしサイズがぴったり合っているのであれば、着用しても問題ありません。ただし、30代以降でリクルートスーツを着用すると、違和感が出ることもあるので注意しましょう。
白のインナーを着用する
スーツを着用する場合、インナーは白のブラウスやシャツを合わせるのが良いでしょう。白のインナーには、顔色を明るく見せる効果もあります。
派手な色のものや胸元が開きすぎているもの、フリルやレースがついたものは避けましょう。半袖やノースリーブのインナーも面接には向いていません。季節にかかわらず、長袖のものを選びましょう。
落ち着いた色の靴を着用する
スーツと同じく、靴も黒や紺色、茶色などの落ち着いたカラー・デザインのものを着用しましょう。スニーカーなどのカジュアルな靴は、面接時の服装として不適切です。
女性なら3~5センチ程度のヒールの低いパンプスがおすすめです。ストラップのある、なしはどちらでも構いませんが、つま先が見えるオープントゥのものは避けましょう。
男性の場合は黒やダークブラウンなど、落ち着いた色合いの革靴が適しています。
A4サイズの書類が入るカバンを使用する
面接に持っていくカバンは、A4サイズの書類が入るものが良いでしょう。A4サイズの書類が入るカバンは、履歴書や職務経歴書、面接時に受け取った書類などの持ち運びに便利です。
カジュアルなデザインのものは避けて、スーツに合ったシンプルで落ち着いたデザインのカバンを選びましょう。
看護師の転職面接の服装で重要なポイント
看護師の転職面接の服装で、スーツを着用する、インナーを白いものにするといったこと以外にも押さえておきたいポイントがあります。
手入れをして清潔感を保つ
転職面接の服装の重要なポイントのひとつが、手入れをして清潔感を保つことです。看護師は医療に従事する仕事であるため、清潔感がなければイメージが悪くなってしまいます。
汚れやシワ、ペットの毛などがついていないかをチェックしておきましょう。面接の前日までにクリーニングを済ませるか、アイロンをかけておくのがおすすめです。
派手はネイルやメイクをしない
看護師の転職面接の際には、派手なネイルやメイクを避けることも大切です。ネイル禁止の職場も多いので、爪は短く切って整えておきましょう。
派手すぎるメイクも印象が悪くなる可能性があります。ナチュラルで清潔感のあるメイクを心がけることが大切です。
髪型も整えておく
不衛生に見えるのを避けるため、面接前に髪型も整えておきましょう。派手な髪色や明るすぎる髪色は避けて、カラーチャートの7番くらいまでにしておくことをおすすめします。
髪が長い場合は後ろでひとつに結び、前髪も長くなりすぎないようにカットしておきましょう。
タバコや香水の匂いに注意する
面接時にタバコの臭いがしたり、香水の香りが強すぎたりすると不衛生に感じられます。面接官に悪い印象を与えないためにも、転職面接のときにはタバコや香水は控えましょう。
2019年から健康増進法が改正され、医療機関は施設内禁煙となっているため、特にタバコの臭いには注意が必要です。面接当日にタバコを吸わないようにしても、服やカバンなどに臭いが染みついている可能性があるので、しっかり消臭しておきましょう。
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看護師の転職面接ではスーツを着用し、清潔感が感じられるメイクや髪型にするのが基本です。
しかし、「スーツが用意できない場合どうすれば良いのか」「私服で良いといわれた」など、対応方法に困ることもあるでしょう。そこで、看護師の転職面接での服装について、よくある質問と対応方法を紹介します。
スーツが用意できない場合は?
面接日までにスーツが用意できないことがあります。応募してすぐに面接に行くことになった、忙しくてスーツを買いに行く時間がないなどの事情が考えられます。
このような場合は、スーツのように見えるセットアップやジャケット、パンツを着用すると良いでしょう。
スーツを選ぶときと同じく、黒や紺色、ベージュなどの落ち着いたカラー・デザインのものを選ぶのがおすすめです。夏場であってもカジュアルな服装は避けて、ジャケットを用意しておきましょう。
私服で良いと言われた場合は?
応募先によっては、面接時の服装は私服で良いといわれることがあります。しかし、どのような私服でも良いわけではありません。
TPOを考慮してカジュアルな服装は避け、フォーマル寄りの服装を心がけましょう。私服でも構わないといわれただけであり、スーツ不可というわけではありません。どんな服を着るか迷うのであれば、スーツで行ってもかまいません。
オンライン面接の場合は?
オンライン面接の場合も、スーツやジャケットを着用するのが無難です。
面接官と直接会うこともなく、自宅で対応していると、ついつい油断してしまうかもしれません。しかし、カジュアルな服装や部屋着でオンライン面接に臨むと、だらしない、不衛生といった印象を与える可能性があります。気持ちにメリハリがついて、しっかり受け答えできるようにもなります。オンライン面接でもきちんと着替えましょう。
上着のみ着替える人もいますが、誤って私服がカメラに映り込む可能性があるので、上下ともきちんとした服装に着替えることが大切です。
冬場でコートがいる場合は?
冬場の面接でコートを着用する場合は、シンプルなものを選びましょう。面接の際には、エントランスでコートを脱ぐのがマナーです。そのため、コートのデザインは何でも良いと考える人もいるかもしれません。
しかし、手に持った状態で入室するので、面接官の目に入ります。ダウンコートやアウトドアジャケット、Pコートといったカジュアルなものは避けましょう。ファー付きなどの派手なコートも面接には適していません。
また、表がシンプルでも裏地に派手なカラーの生地や柄入りの生地が使われているコートは、面接には不向きです。
黒やベージュなどの落ち着いたカラー・デザインのトレンチコートやチェスターコートなどを選ぶと良いでしょう。
まとめ
職場でスーツを着る機会がない看護師でも、面接の際にはスーツを着るのがおすすめです。私服でOKといわれた場合も、決めきれなければスーツを着用すると良いでしょう。
スーツが用意できずに私服で臨む場合は、ジャケットなどを着用して、フォーマル寄りになるようにするのが無難です。
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