【見本付き】看護師の職務経歴書の書き方とは?注意点やポイントを解説

【見本付き】看護師の職務経歴書の書き方とは?注意点やポイントを解説

転職の際には、一般的に履歴書とは別に職務経歴書の提出が求められます。しかし、職務経歴書の書き方がわからずにいる人、漠然と「転職回数が多いと不利になるのでは?」と心配する人は多いのではないでしょうか。

そこで今回は、職務経歴書の書き方や転職を成功させるコツについて紹介します。これから職務経歴書を作成する予定のある看護師は、参考にしてください。

看護師の職務経歴書の書き方は?

転職活動において、看護師が志望先に提出する職務経歴書には、とくに書き方の決まりはありません。記載する内容は自由ですが、以下の項目を必ず盛り込みましょう。

【日付・氏名・表題】

「職務経歴書」を表題として中央に配置します。次の行に、日付と氏名を右揃えで記載しましょう。日付は職務経歴書の提出日とし、郵送する場合はポストの投函日にします。日付の直後に“現在”の文言を記し、「〇月〇日現在」とします。

【経歴概略】

“経歴概略”欄には、看護師としてのこれまでの経歴を2~3行でまとめて記載します。医療機関の規模、配属先と勤務年数、おもな業務内容、特筆すべき事項を書きましょう。

≪記載例≫

都内の総合病院の消化器外科病棟に、3年間勤務しました。
この間、病棟内の感染予防係として活動したほか、プリセプターとして新人看護師の教育にも従事しました。

【職務経歴】

“職務経歴”欄には、経歴概略の項目で記した内容について、詳しく記載します。職務経歴に必要な内容は以下です。

● これまで勤務した医療機関の名称
● 在籍期間
● 医療機関の規模(病床数や標ぼうする診療科など)
● 自分が担当した業務(内科系病棟・オペ室・外来など)
● 特筆すべき事項(リーダー経験・新人教育・看護研究・委員会の活動・学会への参加)

≪記載例≫

2014年4月

~2018年3月

医療法人○○ ○○病院

[病床数:245床]

[診療科目:呼吸器内科・消化器内科・内科・整形外科・リハビリテーション科]

担当業務◆呼吸器内科病棟(40床)に配属、病棟の看護業務を行う

・肺がん患者の看護

・人工呼吸器装着患者の看護ケア

・在宅酸素療法を導入する患者への退院指導

・プリセプターとして新人教育を担当

・感染予防係として病棟内の院内感染の予防活動に従事

【スキル・経験】

“スキルや経験”欄では、これまでの職務経験から得た自分の強みをアピールします。自身が学んできた知識や技術を、転職先でも活かせるといった内容にするのがポイントです。

● 他のスタッフに気を配りながら、チームをサポートできる
● 患者さんの思いをくみ取りながら、医師との調整を図れる
● 急変の際も慌てずに、冷静な行動が取れる
● 業務マニュアルの改善などの場面で、リーダーシップを発揮できる

【取得資格】

“取得資格”欄には、過去に取得した資格を古いものから順に記載しましょう。

2003年8月 普通自動車免許取得

2008年3月 看護師、保健師免許取得

【自己PR】

“自己PR”欄には、これまでの職務経歴や培ってきたスキル・保有資格などを交え、自身の強みやアピールできる内容を記載します。

≪記載例≫

看護師として消化器外科病棟で3年間、呼吸器内科病棟で2年間経験を積んできました。
急性期から慢性期、ターミナル期までさまざまな状態の患者様の看護を行ってきており、
適切なアセスメントと病状や経過を意識した看護ケアができると自負しております。
各病期の今後の予測をしながら、また医師や他のスタッフと連携を密に業務を遂行することができます。

看護師の職務経歴書作成時の注意点

職務経歴書を作成するときには、注意点がいくつかあります。

出来るだけ簡潔に

職務経歴書を作成するときは、短くわかりやすい文章にすることを心がけましょう。履歴書よりも自身の経歴をアピールしやすい一方で、文量が増えてしまう傾向があります。

書類の情報量が多すぎると、かえって読み手は理解しにくくなります。採用側に負担をかけないよう、ポイントを押さえた簡潔な文にするのがおすすめです。

手書きではなくPCで作成する

職務経歴書は手書きで記すのではなく、PCで作成したものを提出しましょう。文量が多い書類はPCで印刷した文字の方が読みやすく、統一感のある印象を与えられます。

PCで作成した職務経歴書を提出することで、事務処理スキルのアピールにもつなげられます。

A4用紙1~2枚におさめる

職務経歴書はどんなに長くなってもA4用紙2枚までに収めるようにしましょう。自分の職歴やスキルをアピールしようとびっしり記載すると、相手に読みにくさを感じさせてしまいます。

適度に改行を入れながら、たくさんの文字で埋まらないようにすることが大切です。職務経歴書が複数枚になるときは、左端をクリップで止めて提出します。

誤字や内容の重複に注意

職務経歴書を印刷する前に、誤字のチェックや内容の確認を行います。書類の中に誤りや矛盾が見つかると、相手に対して失礼に当たるだけでなく、「注意や配慮が足りない人物だ」と受け止められる可能性があります。

転職を成功させるうえで、職務経歴書は重要な書類です。書類の作成後に見直しをしたり、ツールでチェックしたりして、誤りのない状態に仕上げましょう。

看護師が転職を成功させるコツ

転職経験がある看護師は比較的多く、転職回数についてあまり気にする必要はありません。しかし、平均を超えて複数回転職している、短期間で転職を繰り返しているといった場合には、不利になることもあります。

平均よりも転職回数が多い看護師が転職を成功させるには、どうすればよいのでしょうか。

転職の目的を明確にする

転職回数が多い看護師が転職を成功させるには、転職の目的を明確にすることが大切です。給与アップや働きやすい勤務形態への移行・スキルアップなど、転職を考えるに至った理由や目的を明確にしましょう。

転職の理由・目的がないまま転職活動をすると、就職後にギャップを感じて早期に退職する結果となってしまい、さらに転職回数を増やすことになりかねません。

転職の理由や目的がはっきりしていれば、「今より給与が高いところがいい」「夜勤が少ないところを探したい」など、自分の希望に合う条件をしぼりやすくなります。自分の希望に合う職場が見つかれば、長く働き続けられるでしょう。

看護師の転職に強い転職サポートサービスを活用する

看護師の人材紹介に特化した転職サポートサービスを活用することも、転職回数が多い看護師が転職を成功させるコツです。

前述のとおり、自分の希望に合う職場に就職できれば、長く働き続けられるようになります。しかし希望に合うかどうかを判断するためには、転職先に関する詳細な情報を収集しなくてはなりません。

といっても、個人では求人票に記載されている内容以上の情報を得るのはむずかしいでしょう。看護職に特化した転職サポートサービスであれば、個人では得られない情報も多数保有しており、希望に合う転職先を見つけやすくなります。

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まとめ

看護師が転職活動をするにあたって、職務経歴書の提出が必要になることは多いものです。職務経歴書は履歴書よりも情報量を多く盛り込める反面、ポイントを押さえながら作成することが大切になります。

記事で紹介した内容を参考にしながら、自分のスキルや経験を上手く紹介し、転職先の戦力になれることをアピールしましょう。とくに転職回数の多さが気になる方は、長く働く意欲があると示すことが大切です。また、転職理由を明確にする、ネガティブな転職理由をポジティブな表現に変えるといった工夫をすることも心がけましょう。

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