体力的に辛い、ストレスが溜まるなどで転職を考えたときに、できるだけ有利に転職したいと考える人は多いでしょう。また、「1年目の新人でも転職できるのか」などと悩んで、なかなか転職に踏み切れない人もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、1年間のうちで看護師の転職におすすめの時期や、転職しやすい勤続年数などについて解説します。転職の際によくある疑問についても回答していますので、転職を検討中の看護師の方は、ぜひ参考にしてください。
【1年間で見る】看護師の転職におすすめの時期
看護師が転職するのに、「絶対にこの時期でなければならない」という決まりはありません。しかし、1年間のうち、看護師が転職するのにとくにおすすめの時期があります。転職を有利に進めるために、目安を知っておきましょう。
転職におすすめの時期は「1月～3月」
看護師が転職するのにおすすめの時期は1月～3月です。医療系の求人数は、年度替わりとなる4月採用をおこなう事業所が多いので、転職先の選択肢が広がります。
さまざまな病院を比較検討して、より自分に合った転職先を決めたいと考えているなら、この時期に転職先を探してみると良いでしょう。
また、冬のボーナスを12月に支給する病院が多いため、1月～3月であればボーナスを受け取ったあとに転職できるメリットもあります。
求人数が落ち着くのは「4月～6月」
4月以降は新卒者の入職時期に入り、1月～3月と比べると中途採用者の求人数が落ち着くため、1月～3月と比較すると転職先の選択肢が少なくなるでしょう。とはいえ、転職活動が不利になるわけではありません。
「1月～3月に求人数が多い」というのはあくまで目安であり、新卒研修が落ち着いたこの時期に中途採用をおこなう事業所が多くあります。また、4月採用者の早期退職が発生するなどの理由で、4月以降に条件の良い求人が出ることもあります。
求人数が多い時期を過ぎたからといって転職先がまったくない、採用されないということはないので、自分にとって最適な時期に転職活動を始めると良いでしょう。
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【経験年数で見る】看護師の転職におすすめの時期
転職する際に、これまでの勤務年数が採用に影響するのかどうかが気になる人もいるのではないでしょうか。続いては、看護師の勤務年数で見る、おすすめの転職時期を紹介します。
【1年目～2年目】転職活動はまだ慎重に
看護師1年目～2年目の転職活動は、慎重に検討しましょう。1年目～2年目の看護師は、まだ新人といえる時期で、看護師としての技術や知識が未熟です。
しっかりした教育・研修体制を整えている病院に転職できれば、転職後に技術や知識を身に付けられます。逆に、教育・研修体制が不十分な病院に転職してしまった場合、思うように学べず後悔するかもしれません。
1年目～2年目で転職活動をしたいのであれば、第二新卒の求人を選ぶのがおすすめです。第二新卒とは、一般的に学校を卒業して3年以内の人材を指します。
第二新卒の看護師を求めている病院は、新人向けの教育・研修体制が整っていることがほとんどです。転職を後悔することがないように、転職先は慎重に選定しましょう。
【3年目～5年目】採用されやすい時期
看護師3年目～5年目は、ある程度の経験を積んでいるため、採用されやすい時期です。
「即戦力となれる人材がほしい」と思うのは、一般企業でも病院でも変わりません。そのため、新人のように基礎的な部分から教える必要がない3年目～5年目の看護師は重宝されやすい傾向があります。求人数が増える分、希望の病院や分野への転職も叶いやすくなるでしょう。
ただし、即戦力として期待されるということは、それなりの実績を要求される可能性が高い点に注意が必要です。転職先によっては、リーダーや教育係などの経験があるかを重視されることもあります。
【6年目～】今後の期待から求人が増える時期
6年目以降は即戦力としてだけでなく、今後のマネジメントや教育面にも期待されて求人が増える時期です。看護師経験が10年を超えると、管理職としての求人も出てきます。
3年目～5年目の看護師よりも、求められるレベルがさらに高くなりますが、実績や経験をしっかり積んできた看護師なら転職しやすいでしょう。
看護師の転職時期でよくあるQ&A
転職活動をするときに、どれくらい時間がかかるか、どうやって転職先を探したら良いのかなど、いろいろな疑問や不安が出てくるでしょう。そこで、看護師の転職でよくある疑問に回答します。
Q1.看護師の転職活動はどれくらい時間がかかる？
転職活動の明確な期間は一概にいえませんが、情報収集から内定までの平均期間は1～3ヶ月程度です。
ただし、なかなか希望に合う転職先が見つからない、採用に至らないなどで時間がかかる可能性もあります。念のため、半年くらいはかかるつもりで、余裕をもって転職活動をしたほうが良いでしょう。
Q2.「いつから働けるか」を聞かれたときはどう答える？
面接では「いつから働けるか」を聞かれることがあります。しかし、現職の引き継ぎなどがあって具体的な退職日がわからず、答えに困ることがあるでしょう。
このようなときは、「業務の引き継ぎが完了する〇月くらいの予定」「内定をいただいて1～2ヶ月後」など、大体の予定と理由を伝えましょう。
「○月○日から働けます」と言い切ると、引き継ぎが思ったより長引いたなどでその日に間に合わなかった場合にトラブルになるおそれがあるため、日程は指定しないのが賢明です。
また、自分なりの理由があるにしても、内定から入職までの期間があまりに長すぎると転職先に迷惑がかかります。本当に転職する意思があるのかと疑われ、採用に影響する可能性もあるので注意しましょう。
Q3.求人はどこで探せばいいの？
転職先を探す方法として、転職サイトやハローワークなどいろいろあるため、どこで探すと良いのかと迷う人もいるでしょう。自分が利用しやすい方法を選ぶのがいちばんですが、おすすめは転職エージェントです。
転職エージェントでは、転職先の相談や履歴書の添削、面接のアドバイスなど、プロのサポートが受けられるため、転職活動がスムーズに進められます。
担当者が面接日の調整などのやり取りを代行してくれたり、転職を希望する病院に求職者を売り込んでくれたりするので、現職を続けながらの転職活動がしやすいのもメリットです。
どの転職エージェントを利用するか悩んだら、ぜひスマイルナースをご活用ください。スマイルナースは、看護師専門の転職エージェントです。
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まとめ
看護師の転職時期に決まりはありませんが、転職しやすいおすすめの時期はあります。1年間のうち、1月～3月は医療系の求人が増えるため、幅広い選択肢から自分に合う転職先を探したい人におすすめです。
また、看護師になって3年目～5年目の人であれば、中堅看護師として採用されやすくなります。とはいえ、これらの時期でないと求人がない、採用されないわけではないので、転職活動は自分の予定と照らし合わせて始めましょう。